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コラム

ドライスキン

秋の乾燥を感じて、頭皮の乾燥も気にされている方が増えてきていらっしゃいます。多くの方は、つっ張る感じや、乾燥によるかゆみが少し気になると仰っています。クーラーが効いた夏から始まり、空気自体が乾燥する秋や冬などは、頭皮の潤いも奪われて乾燥しやすくなるのです。

 

健康な毛髪は12~13%の水分があり、頭皮には15~20%の水分があるといわれていますが、この数値が下回り乾燥してくると、頭皮の環境が崩れてきます。

ターンオーバーは通常28日周期で行われますが、頭皮の環境が崩れることで7~21日周期になってしまい、未熟な細胞のまま大きな角質で剥がれるようになります。

そうなると、角質が均一に整わずバリア機能が低下してしまうため、トラブルを起こしやすい地肌になり、赤みや、フケやかゆみ、髪のパサつきや枝毛に繋がり、更には毛根ダメージの進行が進み、抜け毛、薄毛へと繋がってしまうのです。

 

 

季節的な影響意外にも頭皮の乾燥の要因は様々あります。

  • ・エイジング
  • ・紫外線
  • ・睡眠不足
  • ・栄養不足
  • ・ホルモンバランスの乱れ
  • ・体内循環の滞り
  • ・シャンプー

 

●エイジング

年齢を重ねると頭皮に限らず肌の水分を保持する物質が減少するため、頭皮をはじめ全身の肌が乾燥しやすくなります。

年齢的なものなので、根本的に改善することは難しいので、外から保湿しましょう。

 

●紫外線

紫外線は皮脂による頭皮のバリア機能を低下させます。

その結果、頭皮の水分保持ができなくなり乾燥に繋がるのです。

 

●睡眠不足

睡眠は肌の回復を担う成長ホルモンの分泌に関わる重要な時間。

これが不足すると、日中に受けた頭皮のダメージが回復されず、乾燥に繋がります。

 

●栄養不足

栄養の中には肌の健康や潤いに関わるものも多く、栄養が偏ることで頭皮が乾燥することがあるのです。

ビタミンの摂取もとても必要なものであり、ビタミンB2、B6は皮脂分泌の正常化、ビタミンAは細胞分裂の正常化、ビタミンCは保湿の強化に効果的と言われています。

 

●ホルモンバランスの乱れ

過剰なストレスが続くと女性ホルモンが減少します。

すると、皮脂の分泌量が減るだけでなく保水力も低下し、頭皮が乾燥してしまうのです。

 

●体内循環の滞り

血液やリンパ液などの循環が悪くなることで頭皮の毛細血管まで酸素や栄養分が頭皮まで届きにくくなってしまいます。

すると、肌の新陳代謝が乱れ、健康を維持できなくなります。その結果、乾燥してしまうのです。

 

●シャンプー

髪を洗う時のお湯の温度が高いと、頭皮に必要な皮脂が極端に洗い流されてしまうため乾燥に繋がり、シャンプーを使用した洗髪を1日に何度も行う事も、皮脂の分泌が追いつかなくなり乾燥に繋がります。

これらは、皮脂の過剰分泌に繋がることもありますので、シャンプーの温度や頻度にも注意してあげましょう。

また、シャンプーをする時は、爪で傷つけないように指の腹でしっかり地肌を洗い、すすぎもしっかり行いましょう。

人によっては、優しすぎるシャンプー剤を使う事でかえって頭皮に汚れが残りやすくなり、乾燥を気にする以前の問題にもなってしまうので、洗い方や使用するシャンプー剤等は美容師さんに一度聞いてみることもお勧めします。

 

 

乾燥が気になる地肌は、バリア機能が低下しているため、とにかく負担をかけないことが大切です。

さらに、フケも出ているときは、地肌のターンオーバーが早くなっているサインであり、いつも以上に地肌のうるおいが逃げやすいため、地肌ケア用のシャンプーやエッセンスを使って保湿や栄養補給をしてあげることをおすすめします。

市販の安いシャンプーすべてが悪いわけではありませんが、ドラッグストアなどでよく見かけるシャンプーの多くが洗浄力が強い高級アルコール系シャンプーと呼ばれ、頭皮の潤いを守る皮脂を落としすぎてしまうものなので気を付けましょう!

 

 

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